1. ホーム
  2. 遺言の文例集
  3. 生命保険金の受取人を変更する場合の遺言の文例と注意点

「受取人を変更する」と明確に記載する

遺言で生命保険金の受取人を変更する場合には、「受取人を変更する」としっかりと記載しましょう。

「保険金を受け取らせる」などの文言だと、受取人を変更するという、意味なのかどうか曖昧になり、変更できない可能性もあります。

また、受取人を変更したい保険契約を、遺言で明確にすることも必要です。

具体的には、以下の項目は必ず記載しましょう。

  • 証券番号
  • 保険会社名
  • 現在の受取人

ちなみに、保険金の受取人を、1人から複数人に変更することも可能です。

なお、生命保険金は原則、遺留分の対象とはなりません

よって、相続人の遺留分に配慮する必要は、原則ありません。

生命保険金の受取人を変更する遺言の文例

遺言者○○は本遺言書により次のとおり遺言する。

1.遺言者がA生命保険相互会社と締結した、下記➀の生命保険契約の死亡保険金の受取人を、長男 幸太郎に変更する。


  ➀ 生命保険契約の内容

    証券番号:123-456-789

    保険会社名:A生命保険相互会社

    契約締結日:令和〇年〇月〇日

    保険契約者:遺言者

    被保険者:遺言者

    死亡保険受取人:遺言者の妻・幸代


(2~4略)


5.上記1の意思をA生命保険相互会社に通知すべく、本遺言の遺言執行者として、次の者を指定する。

  住所 東京都〇〇区〇〇町〇丁目〇番地〇号

  税理士 〇〇


令和〇〇年〇〇月〇〇日


東京都〇〇区〇〇町〇丁目〇番〇号


遺言者〇〇 ㊞


ポイント

遺言執行者に「生命保険会社への通知」をするように、遺言書で明記しましょう。

生命保険会社へ通知をしないと、受取人の変更は出来ません。

関連記事

遺言による生命保険金の受取人の変更は可能?当サイト:遺言ベスト (リンク先に遷移します)

生命保険金の受取人を複数人に変更する遺言の文例

遺言者○○は本遺言書により次のとおり遺言する。

1.遺言者がB生命保険相互会社と締結した、下記➀の生命保険契約の死亡保険金の受取人を、長男 幸太郎と長女 幸代に変更する。また、変更後の死亡保険金給付請求権の割合は、下記の➁の通りとする。


  ➀ 生命保険契約の内容

    証券番号:987-654-321

    保険会社名:B生命保険相互会社

    契約締結日:平成〇年〇月〇日

    保険契約者:遺言者

    被保険者:遺言者

    死亡保険受取人:遺言者の妻・花代


  ➁ 死亡保険金給付請求権の割合

    長男 幸太郎:2/3

    長女 幸太郎:1/3


遺言執行者 甲は、この遺言の効力が生じた後、速やかにB生命保険相互会社に対し、保険金受取人の変更の通知、および所定の手続きを行うものとする。


(2~4略)


5.本遺言の遺言執行者として、次の者を指定する。

  住所 東京都〇〇区〇〇町〇丁目〇番地〇号

  税理士 甲


令和〇〇年〇〇月〇〇日


東京都〇〇区〇〇町〇丁目〇番〇号


遺言者〇〇 ㊞


ポイント

生命保険金の受取人を複数人に変更する場合には、死亡保険金給付請求権の割合や金額を明記しましょう。

遺言をお考えの方は、まずはご連絡下さい。